2006年 05月 10日
世の中には優れた能力を持ったお子さんがたくさん存在します。水泳の得意な子、暗算が得意な子、ピアノの得意な子。今日は米国の暗記の得意な子が競い合う『スペル暗記大会』通称(スペリング・ビー Spelling Bee)という大会をご紹介します。これは英語のスペルの正しさを競う16歳以下の子供達を対象とした大会です。日本の難しい漢字検定大会みたいな感じでしょうか。 写真は学校近くのスターバックス。お洒落なお店です。第一回目の全米スペル暗記大会は1925年にワシントンD.C.で開催されました。最初の参加者はたったの9人だとか。日本は大正14年。東京放送局(後のNHK)がラジオ放送を開始しています。その時の第一声は京田武男アナウンサーによる「アーアー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。只今より放送を開始致します」です。 話がそれました。米国スターバックスは現在『Spelling Bee』を題材にした映画『Akeelah and the bee』に協賛しています。内容は母親に反対されながらも、11才の女の子(ケケパーマー)がLarabee博士(ロレンスフィッシュバーン)と近所の人達によって助けられ、大会に勝ち進んでいく映画です。困難に立ち向かう事の大切さを描いているそうですね。今の私の翻訳能力は、残念ながらこの程度です。 写真の椅子は、お店にある『Spelling Bee地区大会優勝者の指定席』凄い座りたい!!大会はステージ脇にいる出題者から単語を口頭で出される形。参加者はその単語のスペルを口頭で回答します。一つでもアルファベットを間違えると、即退場となります。大人も使わないような言葉を正確なスペルで答えていきます。厳しいですね。 全米優勝者になった子どもには大統領に会えるという名誉が与えられます。現在に於いて、この大会は大変に権威高いものです。子供たちは分からない単語が出題されても、簡単にあきらめず、単語の語源や意味、使い方や発音、単語を用いた例文を質問することができるそうです。暗記だけでない総合的な学習能力が求められるわけですね。う~ん。奥が深い。最後まであきらめず挑戦する姿勢が、きっとその後の人生に役立つことでしょう。 終わりに日本の(Spelling Bee)にあたる、漢字検定1級の中から1問ご紹介。『鹿』と言う文字が三つになった(『森』の字の形です)33画の漢字が出題トップで出るそうです。この漢字は音読みを「ソ」・訓読みを「あら(い)」と読みます。パソコンにも登録されていない漢字ですから、余程の漢字なのでしょう。漢字も大変ですね。今日はもっと簡単に書くつもりでしたが、活字の多い内容となりました。諦めずに挑戦し続けること。それが成功の鍵ですね。それではまた明日! ↓明日でアメリカに来て2ヶ月です!今日もクリックお願いします↓ →人気ブログランキングへの一票です。←
by nkajino
| 2006-05-10 00:00
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